お客様からよくご相談いただく、メラミン食器についてのご質問を掲載しております。
メラミン食器に関する安全衛生については「メラミン食器の安全衛生」をご覧ください。
製品を、安全に長期間美しくご使用頂くために、材質別の「取扱説明書」に従いご使用ください。
金属食器との違い
熱いものを入れても手に持て、料理が冷めにくく、金属特有の冷たさもありません。酸などの薬品に強いのでさびず、不快な騒音もしません。
漆器との違い
熱や水に強く、自動洗浄機を使用しても絵付けがはがれません。新品のときの、いやな臭い、味もありません。
陶器との違い
割れにくく丈夫。重さも手軽なので取り扱いが簡単です。
耐熱ガラスとの違い
糸尻や水きりなどの機能設計ができ、絵付けも自在。長期間使用しても衝撃で粉々に割れたりしません。
詳しくは「おもな食器用材質の特色と取扱留意点」をご覧ください。
メラミンとホルムアルデヒドの縮合反応によってできる樹脂液(60~70%)をパルプ(30~40%)に含浸。触媒(0.05~0.1%)、滑剤(0.1~0.5%)、着色剤(0.1~0.5%)を加え成形材料ができます。これらは安全性に問題ないことが確認されている物質のリスト(ポジティブリスト)から選ばれます。
マルケイ製品は、食品衛生法や業界の自主規格基準に適合。またJIS規格を超える社内品質管理基準を定めています。特に衛生試験は、外部の公的衛生機関で定期的に実施しています。
詳しくは「安全・安心への取り組み」をご覧ください。
世界各国の衛生専門機関で安全性が確認され、長年にわたり幅広く愛用されています。詳しくは、「プラスチックと製品(食品容器・食器)の安全衛生」及び「メラミン食器の安全衛生」をご覧ください。
メラミン(モノマー)は、1単位のメラミン分子のことで、メラミン樹脂を合成する化学原料に使われます。この製造過程で、メラミンはほぼ全量が反応しますので、ほとんど製品中に残存していません。このため、メラミン食器からモノマーが溶出する可能性は、極めて微量であり、安全性が確認されています。
日常的に食べる食品にも含まれています。ごく微量なら、体内に入っても短時間で分解し排泄されるため、無害であることが確認されています。また、食品衛生法の規格基準で、製品からの溶出量が規制され、安全性は確保されています。
基本は、3段階の成形過程を経て製造されます。
その他、製品特性にあった各種の成形方法があります。
メラミン樹脂は、熱により柔らかくなる熱可塑性(バターのような)樹脂と違い、熱硬化性(卵のような)樹脂なので、耐熱性に優れています。熱変形温度は約180℃なので、灰皿の成形材料にも使えます。ただし、煮沸消毒のときは100℃以下で2~3分を超えないようにしてください。
はい、できます。ご予算や時間に合わせていくつかの方法がありますが、どれも、お店の独自性や雰囲気の演出に効果的です。なお、生産数量が少ない場合、ABCD順に、初期費用が割高となります。
はい、できます。ただし、いろいろな方法があります。それぞれに、費用、耐久性、色数など特色があり、ご使用目的に合わせて選ぶことができます。
プラスチック製食器の洗浄・消毒・保管チェックポイントのPDFをダウンロードできます。
いいえ、いずれにも使えません。材料の性質(誘電特性)上、電子レンジの加熱で食器自体が熱せられ、焼けたり焦げたりすることがありますので電子レンジには、一般的に使えません。ただし、材料特性を改善した新開発のレンジアップウェア「和ごころPLUS」なら使えます。材質の耐熱性上、オーブンには使えません。
冷・常温部を除き、一般的なプラスチック製食器は使えません。ただし、高機能超耐熱食器のヒートサーブなら熱風式再加熱カートに使えます。また、ヒートサーブエクセル(デュアルコーティング)ならスチコン再加熱にも、マイクロサーブならマイクロ波式再加熱カートにも使えます。いずれも使用上の制約条件がありますので、営業担当まで、お問い合わせください。
うす汚れには、早めに酸素系漂白剤を取扱説明書に従いご使用ください。
酸素系漂白剤による定期的な漂白が効果的です。
なお、他の着色食材と同様に、喫食後の適切で速やかな洗浄や、表面にキズをつけない取り扱いの注意により、汚れの付着を防止できます。
できますが、注意が必要です。過度の高温、長時間にわたる熱消毒、熱処理後の急冷などは、製品劣化をまねき、食器の寿命を縮めますのでご注意ください。
熱湯消毒 | 80℃ | 3〜5分 | 蓋をすると、圧力が上がり、なべの中で食器がおどるので、閉めてしまわないことが大切です。 |
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煮沸消毒 | 95℃ 以上 |
2〜3分 | |
蒸気消毒庫 | 80℃ | 15〜 20分 |
生蒸気を当てないこと。庫内温度のバラツキに注意し、温度上昇時間により調整が必要です。 |
熱風保管庫 | 85℃ | 20〜 30分 |
病原菌 | 死滅温度・時間 | |
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サルモネラ | 70℃ | 1分間 |
病原大腸菌(0157) | 75℃ | 1分間 |
カンピロバクター | 60℃ | 1分間 |
腸炎ビブリオ | 65℃ | 5分間 |
ノロウイルス | 85℃~90℃ | 90秒間 |
(社法)東京都食品衛生協会
使えますが、酸素系漂白剤の取扱説明書に従い、適正な条件で使用してください。詳しくは「パワーホワイト」及び「パワーホワイト取扱説明書」をご覧ください。
なお、お勧めはできませんが、消毒目的で塩素系洗剤を使う場合は、取扱説明書に従い、濃度が高くなり過ぎないように注意してください。また、塩素系洗剤と酸素系洗剤の混合は危険です。
使えません。製品表面を荒らし、汚れが付着し易くなります。使われる場合は、濃度に注意し取扱説明書に従ってご使用ください。
使えますが、注意が必要です。熱風式保管庫を使用し、製品の劣化を防ぐため、庫内温度が85℃に上昇後温度を保持して20~30分程度としてください。また、熱風吹出口付近は設定温度以上に高温となりますので、ご注意ください。
詳しくは「プラスチック製食器の洗浄・消毒・保管チェックポイント」の消毒乾燥保管庫の注意事項をご覧ください。
使えますが、専用洗剤を使用してください。洗浄温度は60~70℃、すすぎ温度は80~90℃が目安です。
詳しくは「プラスチック製食器の洗浄・消毒・保管チェックポイント」の自動洗浄機の注意事項をご覧ください。
使えます。チルド保存の0~3℃、業務用冷凍庫の最大マイナス25℃前後、この範囲内なら使用可能です。
成形条件など製品に問題があることもありますが、衝撃を加えたり荷重をかけるなど乱雑な取り扱いや過度の高温長時間加熱処理などによる製品劣化にご注意ください。
詳しくは「プラスチック製食器の洗浄・消毒・保管チェックポイント」の「製品の異常とその原因と対策」をご覧ください。
通常のご使用方法で、絵柄が剥離したり、表面の摩耗ではがれたりすることはありません。絵付紙の印刷面をベース側にし、印刷インキを絵付紙とコーティング層で覆うミラー成形法が、一般的に採用されています。また、当社独自のメラハード製法は、絵付紙を使わない特殊製法で、よりいっそう丈夫です。なお、PP食器の絵柄を樹脂層の間に包み込むサンドイッチ成形など、他の材質でも絵柄がはがれにくい製法を取っています。
使用条件と使用頻度によって劣化の時期は異なります。取り替え時期は、割れ、欠けなど機能的な問題が出たとき、また、表面の光沢がなくなったり、黄ばみ汚れなど美観を損ねたりした時とお考えください。
使用回数としては、「取扱説明書」による適切な使用条件で1,000回くらいが目安です。病院給食なら1~2年、学校給食なら5年程度です。
一般的には産廃業者に廃棄処分を依頼しますが、当社では一部の製品を引き取り、リサイクルに取り組んでいます。この場合、食器の洗浄や材質分別など、引き取り方法について条件がありますので、営業担当まで、お問い合わせください。
詳しくは「環境配慮への取り組み」及び「製品引き取りの流れ」をご覧ください。
分別回収の方法、処理費用や技術上の問題などで、プラスチック製品を回収しても、再利用されているのは未だ一部に過ぎません。
しかし、当社では地球に優しい企業理念のもと、使用済みメラミン製品をリサイクルした再生素材「再生メラミン」、工場内の不良品や端材、回収した使用済み食器を再生した「スマートメラミン」、再生可能な資源作物パルプを含んだ「バイオマスメラミン」を開発しました。また、簡易包装による廃棄物の削減など、環境保護や資源の有効活用といった課題に、できることから積極的に取り組んでいます。
詳しくは「環境配慮への取り組み」をご覧ください。
その他のご質問については「お問い合わせ」、もしくは最寄りの支店・営業所までご相談ください。